2013.03.03 (Sun)

TELLUS REQUIEM(テルス・レクイエム)の新作「INVICTUS (The 11th Hour)」

ノルウェー・トロンへイム出身、プログレッシブ/メロディック・メタラーのTELLUS REQUIEMの新作「INVICTUS (The 11th Hour)」。

各々異なった音楽的アプローチを持つというKey含む5人組さんで、東欧の民族音楽や映画音楽からの影響も多大、との事であるが。

07年にギターのStig Nerga*rdさんによって結成されたという当バンド、2010年にはセルフタイトルのデビュー作「TELLUS REQUIEM」で(活動の)扉が開かれてからは、KEEP OF KALESSIN、EDENBRIDGE、PAGAN'S MINDといったアクト達のサポートでも活躍されているそう。

という事で、初め時の頃にまず、最初に気付かされたのは…

こういったプログレ・メタルのバンドとしてはBen Rodgers<vo>さんのボーカルがやや特徴的、というか、Jon Bon Joviさんなどを思い起こさせもする声質という点で。
(私が寡聞なだけかもしれないが、結構、レア、珍しいような気がしないでもないのだけど。)

それゆえにか、鮮やかに、弾むようなパッションをサウンドに与えていて(実際、Benさんはお若そうにお見受けするが、メンバー紹介ページ読むと息子さんいらっしゃるみたい?)、先達の方々ではあまりお見かけしなかったかも、という意味ではユニークで斬新な印象を受けたりも。

尤も、当バンドにあってはPOWERメタリックでアグレッシブでエッジのある楽曲が少なくないので、珍しい感を受けながらも、その実、エネルギッシュな歌唱が調和しているかと。
(…の一方で、リリカルでディープなパートでは繊細で深みある声遣いを聴かせて下さり。)

という、聴き易さをも有するボーカルもさる事ながら、サウンド面では…

プログレッシブ派を標榜しているだけに、テクニカルな凄みに圧倒される(即ち、「呆然の彼方」へ導かれる)のだが、一つには…
覚えが良く親近な歌メロを実現されているのが良所であろうかなと。

その、聴き手を焚き付ける旋律を原動力にした上で、「冗長」「自己満」「複雑過多」等による空中分解を回避して、楽曲に着実にスルスルと引き込んでいく展開の妙も然りだが、

ネオクラシカル、シンフォニック、エキゾチックな美麗さや艶み、ゴシカルで内省な陰性、Rock'nで陽向な開放感、そして、鋼鉄製の熱血滾るエナジー…etc、複数の糸を縦横無尽に張り巡らせ、紡がれゆく【音絨毯】は「壮観」の一言で。

◆2nd「INVICTUS (The 11th Hour)」
(各種取り扱いあり。)むっちゃんこジャケ画綺麗ですん。
Invictus (the 11th Hour)Invictus (the 11th Hour)
(2013/01/22)
Tellus Requiem

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femaleボイスも優美な、叙情溢れるインスト風の“Ab Aeterno”から連なる“Red Horizon”は華麗なネオクラシカルな曲調にフューチャリスティックなアレンジが溶け込むダイナミズム、パワーに満ちた好曲。伸びやかなボーカルで歌われるメロもフレンドリー。
フックに富む“Eden Burns”はヘドバン必至の攻撃性に、異国情緒も備えた、(聴けば聴く程に)構成の良さに感嘆という。(ギターさんも弾き倒してますーー!)
本作で最も尺の長い“Reflections Remain”はプログレ派本領発揮の展開美で魅せる、全体的にはドラマチックなパワー・バラードといった向きの楽曲で。「語る」Gソロも必聴だが、6分台に登場するインテレクチュアルなアレンジメント(MEGADETH風)が◎。
エッジの利いたノリもいい“Twilight Hour”はリード・ボーカルの堂々たる歌いっぷりもコーラスも快いが、3:10辺りからの演奏陣の共[競]演(バトル)が素晴らしく…!!(惚れ惚れ)圧倒されながら最後まで一気に。
独特の不可思議感を持つ“Sands of Gold”は耳つんざく未来感なKeyの衝撃強いインスト領域の絵画的な表現が大層秀逸という。
ウォーミングな“Tranquility”はhopefulで心が光に照らされる、明るくも美しき曲。
スパニッシュ・ギターも情熱的な“Redemption (Frontiers 2) ”はシリアスで重みある硬質な印象の。
一種のタイム・トラベラー?なintroに鳥肌する“Invictus”はジャケのアート・ワークに描かれた世界観の印象と非常に拮抗する(※アート・ワークの方が後に、とは思うのだが)という圧巻クオリティのプログレ佳曲。
“Dies Irae”は(冒頭を除けば)インストゥルメンタルで占められた映画音楽風の壮大な趣きの終曲。

出身のトロンヘイムです。

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普段の移動中、頻繁に本作へアクセスしておりまして。

(そうです、後を引くのですね。)飽きさせない。

「お家でじっくり集中傾聴」も勿論として、TPO問わず。

「アルバム本体、アルバム1つを繰り返し聴きたい」を叶えている、
Brilliantで闊達なプログレッシブ・メタル作品、と深く感じ入っております!

P.S.
風がとんでもなかったです。
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タグ : TELLUS REQUIEM

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