2012.04.21 (Sat)

DARK EMPIRE(ダーク・エンパイア)の新譜

ニュージャージー州ベローナの、パワー/プログレメタルバンド・DARK EMPIREの最新作3rd「FROM REFUGE TO RUIN」。

振り返ると前作「HUMANITY DETHRONED」が発表されたのが08年で、その時からの月日の経過にたじろぐが、力作だった前作を初めて耳にした時の興奮がざわざわとフラッシュ・バックしたのも他ならず…

(…ですっっ!) 本作も満足感が絶好調で!!

SAVAGE CIRCUSのイェンス・カールソン<vo>が参加していたコトでも当バンドは知られてるだろうが(※SCはトーメンが戻ってきたそうですね)、現在はボーカル氏が交代し、新たにブライアン・ラーキンさんがリード・ボーカルを担当しており。

そのブライアンさんはバンドのカラーにフィットした歌唱を響かせており。(経歴の詳細は不明だが、パワメタ畑で来た方だろうか?)

DEの創始者であるバークリー音楽院出身のマット・モリティさんは多様多彩なGプレイを聴かせる方だが、(グロウルの掛け合いも含め)モダンな感覚も植え付けつつ、前はイェンスが在籍していた事もあって、ジャーマン・メタル(特にブラガ等)な趣向を少なからず感じさせる音楽性だった。

今作でも(その)面影が皆無という訳でもないにせよ、より内省的とも言えるプログレッシブな表現機会を押し広げ、音そのものに重量、深味が増したように思われる。

ゆえに、音色の美しさに耳を奪われてしまう、我を忘れる場面もしばしば。

(…念の為に申し添えると)Power Metalの熱気性が失われてしまった?のではなく、当バンドの幹としてその点はやはり厳として存在するものであろうと。
(…というのも、このアルバムには、芯から帯びてくる熱さ、じくじくと追いかけてくる熱さが自覚としてあるが為に。)

◆3rd「FROM REFUGE TO RUIN」
他、各種取り扱いあります。
From Refuge to RuinFrom Refuge to Ruin
(2012/03/26)
Dark Empire

商品詳細を見る


DARK EMPIREmyspace

1曲目の“A Plague in the Throne Room”は、ダークでヘヴィでアグレッシブなメタル快曲。ドラマチックなサビの旋律も覚えも良く、ネオクラなバッキングやまた王道といった風情のGソロにもガチで心奪われます…!
続く“Dreaming in Vengeance”は適度に重厚感、スケール感のある、アラビックなアレンジも効果な、活力POWERチューン。
EVERMORE辺りを彷彿させるユニークなリフと空気感を伴う“The Crimson Portrait”はグルーヴィなリズム感も秀逸だが、実は歌メロに隠し味?がありますね。
「ヘドバン開始!」のintroで襟を正される“Dark Seeds of Depravity”はグロウルも絡ませる攻撃性高しな好曲で、サビメロがRAGEなどの雰囲気ある?ような。(緩急も巧みに展開も凝っており。)
“From Refuge to Ruin”は幻想的なアルペジオにも惚れ惚れのパワー・バラードといった感のタイトル曲だが、中盤での笛導入が聴き逃せないし、後半インスト・パートではギターの表現力(Gが語りかけているようだ)に改めて感服。
一転してファストな“Lest Ye Be Judged”は…(うぬ…)まるでありきたりな感じがないですねぇぇ。こういった曲に触れるとDEの底力・地力を思い知らさせるのだが、本領発揮ではないかと…!
“What Men Call Hatred”は悠然とした程良いテンポ感が心地良いのだが…後半付近で突如「オアシス」な(目が覚める)間が訪れ。
シリアスなフィーリングの“Black Hearts Demise”はハードボイルドなかっちょよさあり、メロディも口ずさめるもので。
ラストの“The Cleansing Fires”は序盤の麗し過ぎるアコギからめくるめく展開で「アっ!」という間に聴けてしまう14分近くの大曲。(アグレに切り替わる瞬間は本気でドキリとし。)

Originのベローナです。

大きな地図で見る

すっかり「重回転」中の本作は…、

USシアトルのNEVERMOREやノルウェーのCOMMUNIC、バンドの所属レーベル(NIGHTMARE RECORDS)のオーナーでもあるLANCE KINGを始めとして、かのOPETH等、プログレッシブな方向を好まれるリスナーとの相性はいいのかもしれないという気が。

頭から終わりまで浸っていると、展開の巧妙さは勿論の事、如何に「内的な静謐と外的な動性が優れた均衡を保っているか」に驚かされ。

「幾度となく」の、飽くなき【磁力】スルメ盤ですね。
(聴けば聴く程に。)

いやはや、誠に「ヨキもの」、です!!

P.S.
フィギュアの解説者さんの熱っぽさがイイですね^^
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タグ : DARK EMPIRE

19:45  |  レビュー風の感想かも(Prog Metal編)  |  TB(1)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

よさげ、ですね!

以前の作品は、僕もかなり楽しめたので、このアルバムも主さんのご紹介では、さらにガッツポーズの予感、です!

初期のVoさんはPERSUADERでも歌っていた方で、MANTICORAの人同様、BLIND GUARDIANが大好きなんだなあと思ったことが随分前な気がしてしまいます。SAVAGE SIRCUSは「まんま」でしたし。DARK EMPIREでの前作で聞かれた、B・Gの力強さとクラシカル風味が合体したような味とは、本作は趣がちょっと違うみたいですが、僕の試聴の感触と、主さんのご感想が「深み」のところでほぼ一致しているので、安心して「買います」!(^^)!
X(Peke) |  2012年04月22日(日) 00:20 | URL 【コメント編集】

よいですね!

X(Peke)さん 江

ご無沙汰しておりますm(_ _)m お元気ですか!

> 以前の作品は、僕もかなり楽しめたので、
当時、その一筋縄ではいかないスタイルに対し、
気骨を覚えましたね♪

> このアルバムも主さんのご紹介では、
> さらにガッツポーズの予感、です!
> 初期のVoさんはPERSUADERでも歌っていた方で、
> MANTICORAの人同様、BLIND GUARDIANが大好き
> なんだなあと思ったことが随分前な気がして
> しまいます。SAVAGE SIRCUSは「まんま」でし
> たし。
そうなのですよね^^
X(Peke)さんと全く同じようなオモイが脳裏を過り…
…過ったのがつい昨日?のコトのように思い出されます~

> DARK EMPIREでの前作で聞かれた、B・Gの
> 力強さとクラシカル風味が合体したような味とは、
> 本作は趣がちょっと違うみたいですが、僕の試聴
> の感触と、主さんのご感想が「深み」のところで
> ほぼ一致しているので、安心して「買います」!(^^)!
仰る通り、前作とはまた異にした魅力、味わいを獲得しているようで、
音作りに一段と深化した在り方を感じました^^!

(私は「買ってヨカッタ!」と大満足しております!!)
silverwinger |  2012年04月22日(日) 23:10 | URL 【コメント編集】

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