2012.02.05 (Sun)

IRON SAVIOR(アイアン・セイヴィアー)の新譜

(遂に)聴き臨んだIRON SAVIORの最新作「THE LANDING」。

ピート・シールク<vo,g>が数年前にビジネス上の問題で落ち込み、「もうメタル辞めよう」という気分に(一時的に)なりかけたとしても、それでもこうしてHMのアルバムを私達に届けてくれたという事に喜びを覚えるし、有難く思う。

14~15才当時、カイ先生とバンドを組んでから、以後の長年の音楽人生を思えば、時には辞めたくなるような想いもあって然りだったと想像するが、
それでも「音楽を作る」という行為が、挫折の経験から自身を鼓舞・奮起させ、未来への希望を齎し…、
事実、今作の創作が「音楽療法」のような役割を果たしてくれたのだという。

という、4年ぶりの今作である。

ご承知の様にシールク氏はSAVAGE CIRCUSも掛け持っており、前作はそちらとの区分けを意識していたようだが、当作の曲作りにあっては「心から生じるものを重んじた」という。

だからだろうか、何より、「無理が無い」という音だと思う。
「自らの心情に在る道理」に沿った本然のメタルであって、(この場合)虎視眈々たる思惑や、はたまたドギツい野心とか、そういったものからは離れているように感じる。

まさしく、「ピュア(=純粋)メタル」。

字面通りに「純」で「粋」なメタルとなっているし、ジャーマン・メタルならでは「拳振り上げ、歌いたくなる」欲求も直撃だとして、従来よりの「彼らとしてのスタイル」を以ってした、メロディ溢れる熱きパッションの「IRON SAVIOR旋風」は、当作でも吹き捲っており。
(よっしゃ、この猛風を全身に浴びよう…!!!)

◆8th「THE LANDING」

IRON SAVIORmyspace

全曲、本気で(くぅーーー!)なのだが、少々だけコメントを。

イントロダクションの“Descending”に続く、“The Savior”は、伝統押さえたオーセンティックな名曲。様式美なソロに関しては…もう「泣かせて下さる!」と。
思わず夜空仰ぎ見る(実際に仰ぎ見た)“Starlight”は疾走感のあるメロディックSpeedメタルで、宇宙カーで駆け抜けて行く風なイメージ的。(尚、この曲と前曲については今までの当バンドが打ち出してきたSFなコンセプトに連関しているとの事。)
“March Of Doom”IRON SAVIORの作るメタル楽曲と実感させてもらえる、大変に「粋」な。とりわけ、サビとか。改めてバンドの特色が出ている一曲では、と。
“Heavy Metal Never Dies”は、新しいアンセムの一つとなり得る名タイトルだというのは勿論だが、何と…信念・コミットメントに充ち溢れたタフな音であろうか!!歌詞にはシールクの経験が反映されているそうで、それゆえに尚更かもしれない強き意志のエナジーが!
“Moment In Time”はスピーディ&メロディアスの、胸焦がすGerman鋼鉄の血潮!美然としたツインGのソロもこれまたGerman。(イイ!)
“Hall Of The Heroe”は80'sのASIA辺りの産業ロックの様なパワフルさを持った好曲で、透明のあるラストが開放感を運び。
“R. U. Ready”はサーペンス~の頃の白蛇的なエッセンスも感じたりの、R&Rなフックも持たせたNiceチューン!
“Faster Than All”は、名前が示す様に「はやっ!」なナンバーだが…魅力的なフレーズのオンパレードで、…燃えます。(燃えます!)
“Before The Pain”は漢の哀愁を漂わすバラードだが、泣きのGといい、沁みますね…。
(intro大好きだなぁ…)“No Guts No Glory”は陽のジャーマン・メタル!皆で歌い上げるサビのコーラスといい、fineで味のあるGソロといい……ええ、これぞ「渾身の一撃」!

彼らの出身、ハンブルグです。

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「Metalを聴いた…!」という充足感はとてつもなくBig!!!

我々の激しき情熱が呼び起こされるコト露わであって、正直、「じっとしていられなくなる」のだから。

それは、ピート・シールク達が、我々の感情を揺り動かす音楽を立つ瀬(根幹)とする根っからの表現(体現)者で…

…の自体を実現しているのだと考えさせずにおれない「THE LANDING」…

身をもって、思う。「聴けてヨカッタ…!」

P.S.
明日は月曜日!
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テーマ : HR/HM - ジャンル : 音楽

タグ : IRON SAVIOR

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