2011.11.20 (Sun)

「THOUSAND YEAR WAR(サウザンド・イヤー・ウォー)※アラスカの新星メロデサー」の新譜。

アラスカのメロディック・デスのTHOUSAND YEAR WARの1st「TYRANTS AND MEN」。

アラスカというと数ヶ月前に観たミラ・ジョヴォヴィッチ主演のモキュメンタリー映画「THE 4TH KIND」をぱっと思い出すのだが、あの舞台はアラスカで。

そして、先住民だろうか。

北極圏先住民と言えば、昔読んだ本多勝一氏のルポ著で知った文化や生活習慣の印象が強いのだが、カナダ北部のイヌイットとアラスカ・エスキモーの詳細はwikipedia等で。

さてさて、THOUSAND YEAR WARは…、
(自分はアラスカのHR/HM事情に通暁していないので、逆に関心も高まってしまう訳だが)メロディック・デス黎明期を想起させる?かというVikingでブラッケンドで荒涼とした質感なメロデスの新星であります。

まず、当バンドで感心させて頂いた内の1つには、「これ見よがし」というよりも「知らず知らず懐に入ってくる」かのメロが絶妙で。
アグレッションの意気を踏まえたザラッとした音感覚の中で、メロデスの肝でもある(特にGが紡ぐ)そのメロディの良好さが浮き彫りになっていると思う。

…と思うし、発奮力を備えたフックやら空気感を一変させるアレンジやリズム・チェンジが有効に配されている為、興趣も尽きずに(聴き入り)熱中期只中へ。

尤も新人なフレッシュさも皆無ではないのだろうが、それ以上に熟練した匠の如き技の冴えに恐れ入る面があって…(力量を伝えるカチっとしたギターも然り)、
気づけばいつのまにやらすっかり引き込まれているのだし。
いやはや、「巧い」なと。

◆1st「TYRANTS AND MEN」
こちらはAmazonMP3盤です。


THOUSAND YEAR WARの所属レーベル→ABYSSRECORDのmyspace内ページ

少々ですが…m(_ _)m。

1曲目の“Defiance”は「海の民よ、いざゆかん」なじわりと昂進させゆく硬派な音像に、(不意打ち的)浪漫チズムが投入される、その瞬間が至福。
“The Sea”は、さり気なく味わい深いintroから続くフックのあるリフの扇情感はのっぴきならないのでありまして…(リアルに、です)、また全体を覆うVikingでオールド・スクールなメロデスの叙情も実に麗し。中盤のセンシブルなフレーズもCooooooooool!
一枚岩ではない“No Gods, No Masters”は…ジャーマン・パワーメタル?な鼓吹させる迸りがあったかと思えばブルージーなGソロもユニークであるが、しかとチャーム・ポイントを兼ね備えている輝かしさはけして見過ごす訳にはいかない。
“The Storm I Ride (I cover)”はR&Rさが今アルバムの中でも異色と言えば異色かも?(但し、Folk系のバンド等でも「あり」なラインではある)の痛快無比なDEATH&ROLL。相当ロッキンにイカしているソロの明朗闊達さに驚くのだが…。(It's my favorite type。)
スカンジナビアンな曲調の“One Final Breath”は精妙に構築されたツイン・リードのリフが特色なデスラッシーな秀曲。最近のTHE CROWN辺りも彷彿させる重調なヘヴィネスに酔いしれようぞ。
タイトルの“Tyrants And Men”は…正しく「荒涼」「寂寥」の文字で表現されようか。容赦無き壮絶さにたゆたうばかりの決定的なラスト。

基本のセンとしては「メロデス feat.海の賊」好者への磁力を発揮する様にも感じるのであって、近年ならば、SKELETONWITCHやAMON AMARTH(ややタイプは異なるかな)、私的にはジャーマンのAEVERON等も頭を掠めたけども…
(地域的にも近接したカナダのバンドにあるような変則性や多様性も無きにしも非ずだが)そういったバンドの音を好む方にも訴えかけるトリガーを秘めているようでもある。

それと、密度高め(な方)のサウンド・メイクも少なくないが、不思議と全く聴き疲れしないのだ。

― 例えばの話、歯に衣着せぬ峻烈な物言いが真っ当であったり愛情に裏打ちされていればこそ、気疲れもさせないというのが?(ありますよね。)

その差し引きの加減の達者に感心させながら、激しくもさざ雨の様に適度に湿り気を帯びた音色が、聴き手(自分)を非常に居心地良くさせるので御座います。

今後も期待させて頂きたく!

P.S.
空が明るくなって参りましたー。
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テーマ : HR/HM - ジャンル : 音楽

タグ : THOUSAND YEAR WAR アラスカ

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