2011.07.31 (Sun)

ANVIL(アンヴィル)の新譜

「長年、夢を諦めない」というのは、言うは易く行うは難しだと思う。

誰しも生活をしていかねばならず。

学校を卒業し、実家を出て生活をしていかねばならなかった時から(もう親には経済的には厄介にはなれないと覚悟した時から)不肖私めも「ある夢」と「生活せねばならない現実」との格闘があったけど。

「夢に身を捧げ続ける」というのは賭けかもしれず、「(結果として)夢が叶わないかもしれない」「夢に傾ける時間やエネルギーや金や…を無駄にするかもしれない」というリスクが常につきまとう。

それでも長きに亘って「それらの不安を跳ね飛ばし」「強く信じて」「諦めなかった」その稀有な、かけがえなさと友情に、敬意を払わずにおれない。

…と一昨年「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」の映画を観て思ったし、また今作を聴きながら改めてその感が甦った。

というのも、前作「THIS IS THIRTEEN」については結構厳しいお声もちらほら(汗)だったけど、最新作「JUGGERNAUT OF JUSTICE」の【ジャガノート】ぶりには…
気分良くぶっ飛ばされている」真っ最中なので!

例えば、「メタルの音楽的魅力って何処から来ているのだろう?」の要因の一つには、「リフにある」のだとすれば、1曲目の“Juggernaut Of Justice”を筆頭として「これがその回答!」という曲が隆々と連なっており。

ずしずしと臓物に響いて来るリフの図太さ、そしてドラムの重さ…
とてつもなく「音が生きている」のである。

昔堅気と言えば昔堅気でありながら、2011年の現在のシーンを刺激する様な、普遍的で徹底的な力が漲っている。

「音が生きている」し、聴いたこちらまでもが「生きてくる」…
そういう生命力が迸ったANVILのメタルなのだと。

因みにインタビュー記事を読んで分かったのだが、今回プロデューサーのボブ・マーレット(Bob Marlette)が妥協知らず?のグッジョブな手腕を発揮されたというコトで、ANVILの魅力を引き出し、アルバムに反映させたその功績も大きいものと。

◆14th「JUGGERNAUT OF JUSTICE」
Juggernaut of JusticeJuggernaut of Justice
(2011/05/10)
Anvil

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ANVILmyspace  official

少しだけコメントさせて下さいm(_ _)m

オープニングでタイトルの“Juggernaut of Justice”では、早くも見本というかお手本の様な素晴らしいリフをガツン!とお見舞いして下さり…
即参りましたm(_ _)m(いやぁもう…かっこええなぁぁぁ!)メロもばっちりだし、シンプルで力強い「“Metal on Metal”に続け!」とばかりなアンセムでせう!
“When Hell Breaks Loose”はがむしゃらでラフでRcckな勢いに満ちたMOTERHEADなどを体感させるナンバーであり。
“On Fire”は圧倒的にメロディが良く、ちょっとダークで古き良きな調子がたまりません。
これまたイカシたリフがノリノリな“Fuken Eh! ”も「楽しくって楽しくって」俄然ボディはmove!(ソロはいぶし銀な作り&テイストっす。)
アップテンポな強力チューンの“Turn It Up”は人生の辛さも大転換していく、上に跳ねていく力も甚だしいパワフルさ!!
ザクザクとしたギターが小気味いい“This Ride”はオールド・スクールの美質なだけでもないNOW(なう)なアレンジも効いてて、非常にこう、粋な曲でっす。
“Not Afraid”は…初めて聴いたのに「なっつかしいなー」って言わせてしまう様なメロは一体何なのでしょう?(胸がきゅんきゅんするらしい。)
“Paranormal”はドゥーミーなドロンドロンとした抜群な雰囲気で、妙にハマるというか。
快活なドラム・ワークで始まる“Swing Thing”は洒落たスウィング・ジャズなインストのラスト・ナンバーで、素敵な締め括り方だなぁって。(メンバーも自信の模様!)

ANVILの出身・カナダのトロントです↓。

大きな地図で見る

所で、先日も“Metal on Metal”を「メタルに対する熱情の塊」というか化身、の様な曲だなと考えながら聴いていて…

その後の不遇な長い時期よりも以前に作られた曲なのだろうが、もしかしたらこの曲が「先にあったから」、その後の彼らの人生を自ら方向付けたのだろうかとか、この曲が彼らを引っ張って来たのだろうかとか(それは私の勝手な想像なのだけど)、つまり、それ程タフな強い曲だなって、つくづく感じる所があって。

でも、彼らが経験した負の分だけそのまんま正の分だって、それは絶対値のような事なのだろうと。

それにつけても、です。
今作はきっぱりと(虚心坦懐に)『Metal is Great』の音楽としか言い様がないもので。
こちら聴いてしまったら…
そりゃぁ、「ANVIL is GREAT!!」と叫んで、METAL好きにならずにいられないって思うのです。

(ホントにホント、ぐっと来ますので…!)

P.S.
元のドラマも大好きだった「特攻チームA野郎」…もとい「特攻野郎Aチーム」劇場版を借りてきて観た。
オモロかったなーー(2作目もあるといいな~)
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タグ : ANVIL アンヴィル カナダ

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