2011.06.15 (Wed)

『Transcend/HOPE FOR THE DYING』それはIL出身メタルコア。

帰路の途中、空を見上げると朧月というにはもう春は過ぎているとは思うが、著しくもやがかかった月で。
(自分、直実に視力が落ちてきているんだろうなって思ったけど。)あ、因みにこれから数時間後?に皆既月食の予定らしいっすね。

さてさて、イリノイ州出身のメタルコアの最新作「DISSIMULATION」を聴きまして。

非常に映え映え(栄え栄え)としたゴージャスな音であって…(個人的には「イタリーのバンドみたい?」と感じてしまう位の濃ゆい、豪華な音であり)、仮に優美さを表現する様な箇所であっても曖昧さから離れた感触というか。

又、やりたいアイデアは(惜しみなく、漏らさず)果敢に盛り込んでいるだろう音像には清々しさを覚え。

「シンフォニックでプログレッシブ」を基調としたネオクラ風味なメタルコア/デスコア・サウンドというべきものとなっていると思われるのだが、SYMPHONY X(←はもう直ぐ新作出ますねぇ)やDT辺りからの影響は自然にありそうだが、やはり特長的なのは「ネオクラ」アレンジという所にありそうだと。(その点、珍しい方ではないかと。)

シンフォ・モチーフの扱い方を鑑みると、WINDS OF PLAGUE(の前作)辺りが音感的には近しい様にも感じたりしつつも、ネオクラやプログレ成分の受け入れに積極的な様子であり、…の結果、シネマティックで立体的で上品な印象を抱かせる。

(時にはブラスト・ビート有りで)シンフォニック・ブラックの影響もありかと考えるし、コンテンポラリーなデスコア然としているが、兎にも角にもその緻密な展開美・展開力に舌を巻く。
(因みに基本のボーカルは男声グロウル/スクリーム/クリーンだが、場面場面で女声も。)

こちらのTranscend”は大曲ながら最後まで飽きさせる事はなく…
壮大シンフォから70年プログレ・ロックからブルースからJAZZ/FUSIONから…多様なモチーフに、デスコア/暗黒チックなアグレッションも忘れない(最後まで一気に聴かせる)驚異的一曲。

◆「DISSIMULATION」
前作「HOPE FOR THE DYING(EP盤)」がお初作です。
DissimulationDissimulation
(2011/04/26)
Hope for the Dying

商品詳細を見る

HOPE FOR THE DYINGmyspace 

いずれの曲も聴き応え◎なのだが、僅かながらコメント少々↓。

吸引力も露わなクラシック・フレーズをキメまくる“Vacillation”は、耳当たり良い歌メロ・パートを奏でるアグレッシブで惹き(引き)の強い華やかネオクラシカル・ナンバー。息もつかせないめまぐるしさに圧倒。
“Perpetual Ruin”は起承転結のストーリー性を感じさせるこれまた優雅で激しくもある曲。
中盤ギターのリードで空気を一変させる辺りの技にセンスを感じ。
後続する2曲の第一章であろう“The Awakening”は、印象的な旋律の泣きのギターが絡む優美でしっとりしたintroから(フックもたっぷりと)ラウドに劇的に転じていく様が実に見事で息を飲む。途中のリズム・チェンジ以降も幻想的な異世界を描写し…(魅了)。

HOPE FOR THE DYINGのオリジンであるイリノイ州のジョーンズボロです↓。

大きな地図で見る

非日常、リフレッシュ、明日への活力…そういった諸々を創出してくれるというのが音楽から受け取る恩恵の一側面だとすれば、当バンドの音楽も異次元の世界へと羽ばたかせてくれるものと…。

確かな構築力、演奏力に支えられた楽曲に耳を傾けていると、
「いやはやホントに巧いなぁ…」の感動がひっきりなしに訪れるのであった。

P.S.
皆既月食見たいんだけども…。(しかし。)

(いつもご訪問、拍手などなど有難うございますm(_ _)m)
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タグ : HOPE FOR THE DYING イリノイ

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