2011.02.13 (Sun)

『Fraudulent Cloth/ATHEIST』はフロリダのTECH-DEATH先人。

「The German Thrash Legend」DESTRUCTIONの新作情報を目にするだけで鼻血が飛び出そうなんだが…。
(想像するだに失神しそうです?)いや、まだ早い。お気を確かに。

その現在熱望中のDESTRUCTIONの新譜はもすこし待つとして、「去年の内に聴けば良かったものを…」と気づいた頃には時既に遅く?年が(さっくりと)明けていたけども、こうしてATHEISTの復活作を耳に出来た慶びもモウレツに代えがたいものがある。

フロリダのデス・メタルシーンが活性化されゆく頃に登場し、3枚のアルバムを発表後、17年の時を経てリリースされたリヴァイバル作となるATHEISTの「JUPITER」。

今でこそ百花繚乱のテクニカル・デスメタル界であるが、彼らはそれ以前には流通していなかった「テクニカル」「ブレイン」という言葉を考え出して使い始めたというならば、まさに(その音楽を以ってして)界隈を先んじてリードする存在だったであろう。
(但し、途中から自らの音楽をデスメタルと呼称するのに抵抗感があったらしく、寧ろ「死」よりも「生」に向かって意識をパラダイム・チェンジさせていったという話も興味深い。)

単純なイメージ戦略に乗っかる事を忌避し、音楽的にも思想的にもCYNICのメンバーらに親近感を持っていたというのもなんとなく分かる話だが(実際に仲良しさん同士?)、この最新作を拝聴しても「カミソリの束が襲ってくるかの鋭利な切れっぷり」、「アドリブ感たっぷりな歪み」、「変則による予定調和の回避」、そして、「カンディンスキー絵画Likeな放埓さ」…は本来的には【カオス(混沌)】と表してしまっても良さそうだ。
……の筈が、しししぃーと耳を傾けているとスススぅーと頭が冴えてくるのだから、(思わず)OVERKILL・ボビーの発言が再び脳裏に蘇ったりもしてしまう。
「コントロールされたカオスは…」。
言わば、そういったARTだろうか?
(「言わば」などと言ってみても全然伝わらないが、体感して頂ければ一番有難いものと存じます m(_ _)m)

この曲でも不協和な不穏さが鮮やかに描き出されており、(当バンドに無くてはならない)シェーファーのボーカルはやはりここでも怪しく魅惑的。
実は当曲、何気にメロディアス(?)ではなかろうかと思うのだが…。
で、(非常事態的に)イカシていると。

◆4th「JUPITER」
JupiterJupiter
(2010/11/09)
Atheist

商品詳細を見る

ATHEISTmyspace

8曲全部(ALL)スバラシイと考えるが↓の内。

オープニングの“Second to Sun ”からして(なんだかもう…)「尋常で無さ加減」が秀逸過ぎます。(毀れ落ちそうで毀れ落ちない、破壊しそうで破壊してない…)
“Live and Live Again ”はアヴァンギャルドな「生の躍動」だと思う。(と私は勝手に思います。)
“When The Beast”も(こういう言い方が適切か分からないが…)ストーリー・テリング?というかひどく「劇的」だと。
(密かに挿入される)ケロッグな雰囲気?がFUNNYな“Third Person”は極めて技術的(テクニカル)だけど、でも案外スラッシー?な曲ではないかとも。

ATHEISTの拠点、フロリダのSarasota(サラソータ)です↓

大きな地図で見る

一見(一聴?)すれば野放図に自由奔放な様であっても聴き手をまるで飽きさせない所は、実際には緻密に計算されているがゆえであって(しかも整理されて)、その意味で言うならちっとも「我儘などではない」音楽だと思う。

また、今こうして聴かせて頂くと、個人的には(ある種)DESTRUCTIONなどとも通じるものがあるんでは?と感じていたりもするんだが、どうでせうか。
(「どうでせうか」って、だとしても全くおかしくはなさそうだが…)

兎にも角にも、非凡な音楽表現だというのは明らかなのでは>と思うんす。
(名盤!!!!!)

P.S.
あああ。「トランスポーター3」が始まってる。
関連記事

テーマ : HR/HM - ジャンル : 音楽

タグ : ATHEIST フロリダ

21:28  |  一曲一献(エクストリーム/混在系等編)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://silverwinger.blog62.fc2.com/tb.php/447-113a3cd1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME |