2013.06.09 (Sun)

U.D.O.(ユー・ディー・オー)の新譜「STEELHAMMER」。

HM界の重鎮、ウド・ダークシュナイダー率いるU.D.O.の最新作「STEELHAMMER」。

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「その人でなければならない」「その人たらしめている」「その人そのものである」…

そういう在り方のボーカルというのがあるのではないかと思う。

MEGADETHのデイヴ・ムステイン、DESTRUCTIONのシュミーア、スティーヴィー・ニックス、八代亜紀…etc、

上に挙げた方々は私の(※特に)好きなボーカリスト、歌手であって、

ムステイン大佐もシュミーア兄貴もボーカル専任者ではないが、そうであっても、「このボーカルなのである。(このボーカルであってほしい。)」としか言い様のない、のっぴきならない実状が存在する掛け替えなきボーカルだと。

さて、U.D.O.結成25周年という節目を高らかに宣言するかのように我々の許へ届けられた今作に対して、(先日述べた通りの)「メタル好きでなければ聴かなかったかもしれない。」→「(だからこそ)メタル好きでヨカッタ。」という想いに立たされるには、勿論理由があっての事由である。

つまり、非メタル愛好者だったとしたら、恐らくは「U.D.O.を存じ上げなかっただろう」という推測もあるが、仮に知っていたとしても、その音楽に近づく機会を持っていたかは正直疑問であるから。

「コア(核心)」だから。
ウド・ダークシュナイダーのボーカルはコア(核心)だから。

…等と今更に私が声高に叫ばなくとも特質なボーカルであるのは…(ご存じでしょうけど…)。

尤も、【メタル】と言った時に「これがメタルだ」「これこそメタル」と思い描くものは人それぞれ異なるだろうが、それでも、メタルの世界観を体現しているボーカリストの一人なのは紛れないと合点し得る所であり。

いずれにしても、(アルバムタイトルにも、ジャケットのアートワークにも歴然と表れているが)
「HEAVY METAL」なアルバムである。

まぁその、私的に「U.D.O.の音楽をLOVEしてます」という自覚はあるので、「気に入らぬ!」「嫌。」という事態は(よほどの事がない限り?)発生しないのだろうが、、、

…だとしても、何よりも真っ先に、「ウド・ダークシュナイダーが歌うならば、それはウド・ダークシュナイダーなのだ」の稀有さが満タンとなっている事実に感激とも感動ともつかぬ衝撃が襲ってきたのは明らかで、

「鋼鉄アルバム」に他ならない当最新作にあって、バンドとしての鋼鉄音楽の軌跡と、灯した実りの香り高さに心深く打たれると共に、改めて、U.D.O.と「ヘヴィ・メタル」に惚れてしまうのは必定だったんじゃないか、という。

(つまり…)我が「STEELセンサー」が反応し続けて止まないので。

◆14th「STEELHAMMER」
SteelhammerSteelhammer
(2013/05/24)
U.D.O.

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※U.D.O.→myspace 

introのソリッドなリフも高揚感たっぷりな“Steelhammer”は本作開幕を告げる、まさしく「拳ガツン!」会心の一撃たる【STEELHAMMEL】なタイトルトラック。ウド様の雄叫び…たまらんです。(涙)
重厚な趣きの“A Cry of a Nation”は語り箇所(Spoken Part)の言からも伝わってくる通り、メッセージ性も濃いミドル・テンポ曲。
PVともなっている“Metal Machine”はシンプルだからこその力強さと格好良さに身奮いするMETAL精神漲りチューン。
(テンポ上げたoutroが◎であるなと。)
スペインのパワーメタラーであるWARCRYのVíctor Garcíaと共演した“Basta Ya”はアップテンポなスペイン語による目茶苦茶「燃え!」な好曲。真面目にカッケー!のです。両雄のボーカルの妙味が光り。
音数を抑えた感の“Heavy Rain”は歌唱オリエンテッドな…ほんわかしたハートウォーミング・テイストの楽曲。
introがテクノ風?ゲーム音?(最近聴いた中では、COLDSTEELの“Blood Secrets”やENCELADUSの“Ancestral Venture”もそういうアレンジがあった)の“Devil's Bite”は、シリアスな金属的厳かさや激しさと、電子音のポップさが混ざりあったユニークな印象で(素晴らしいGソロも含めて)聴き応えあり。
“Death Ride”はシンガロングを誘うサビを有するRide感(走る走る)に満ちた楽曲。
“King Of Mean”はフック溢れるRock'n ハードなナンバーで…(大大大好きです)。ウド様が歌うからこそ最高にGOOOOODだと思う。
“Timekeeper”はこの曲通してキメっぷりも甚だしいボーカルアクションを堪能OKという。「彼はタイムキーパーなのだ」以降のサビでの唸り声に痺れますです。小粋なギターソロも雰囲気いい。
“Never Cross My Way”は歌メロが口をついて出てくる歌謡曲タイプと申しますか。(ふとした瞬間に、この曲のしみじみしたメロディが脳内で廻り廻るのです。)
拳に力入る“Take My Medicine”も誠にU.D.O.の醍醐味なSTEEL曲。心憎い技っぷりの作りで、聴く程に味が溢れてくるものと。
シャウゥゥゥト!で始まる“Stay True”は前に前にのめってしまうMETAL好き者狂喜の…。(ツインGのソロもビリビリ来ますねええぇぇぇ。)
“When Love Becomes a Lie”はU.D.O.が産み出したと実感させるフレーズが随所で聴ける独逸なパワーバラードで。
ラストの“Book of Faith”も初めて聴いた当初はオモシロ(異色)という感じだったが、次第にハマっていったと。この終曲があるからイイのだな。

ウド・ダークシュナイダー誕生の地・ヴッパータールです。

大きな地図で見る

昨年、ステファン・カウフマンがU.D.O.を脱退したのは個人的に残念に思ったが、健康面の事情でいたし方のない事でもあるし、今後もバンドを裏方で支えていくとあったし。(うんうん。)

また、新参入のギタリストであるアンドレ・スミルノフ、カスペリ・ヘイッキネンもナイスなプレイを炸裂させており。

何といっても、これだけははっきりしており。

このアルバムを聴いているその時間、心はメタル色(カラー)に染め上がっていると。

(ずっとずっとずっと聴いていたい様な。)←エゴ丸出しな願望。

ともあれ、メタルを愛し、自ら信じる音楽を築き続けてきたウド・ダークシュナイダー

還暦過ぎて益々精力的なお姿に頭が下がる想いでありますが、
その健で芯の通った鋼鉄のエナジー、確かに受け取りました…!

これからもどうか…U.D.O.に幸あれ!!!

P.S.
いつも本当に有難うございます!(この後、出かけるのでまた改めて訪問致しますm(_ _)mm(_ _)m)
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テーマ : HR/HM - ジャンル : 音楽

タグ : U.D.O. ウド・ダークシュナイダー

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