2012.08.18 (Sat)

TESTAMENT(テスタメント)の新譜

TESTAMENTの最新作「DARK ROOTS OF EARTH」。

ベイエリア・スラッシュの屋台骨として、またスラッシュ・シーンの大御所バンドとして君臨し続けてきた当バンドの、この盤を入手して以来、繰り返し繰り返し耳そば立てて、己なりに再確認したのには…

TESTAMENTの曲は『曲として強いのだ』」。

→という真相であって、それは、歌を口ずさみたくなり、思わず「曲の近くに居たい(お供したい)」衝動を誘う強さであり、そこがかのバンドを際立たせてきた要因の一つではなかったかと。

今更言うまでもなくTESTAMENTは(過激とされる)Thrashのバンドだが、仮にジャンルがどうこう考えなくても、人を魅了し続け、歌い継がれ、息の長いサバイバルな楽曲を生み出してきた事実そのものが、一線で活躍してきたベテランの「音楽」家としてのアクティブな躍如や矜持を物語る。

尤も、「スラッシュ・バンドとしての」自負の大きさが伝わってきたエリック・ピーターソン<g>のB!誌インタビュー記事によれば、「WHY?なんでTESTAMENT入ってないのよ?」の質問?疑問?物申す?が寄せられるのだというが…。ふ・ふ・ふ。
(私一個人としては、「Big5」。>異論ございません m(_ _)m)

さて話を元に戻すと、今作に対して、
まずは何より、「優れたメタル・アルバム」だと思ったという真っ先な事。

オーセンティックで厚みあるメタルの滋味に、TESTAMENT仕業の強力フック&パンチ&…(飛び蹴り?)が合わさって、そこへクリエイティブな革新性が(するりと)溶け込んでいる次第の、アルバムを一本聴き通した後に浮かぶ気持ちは「自ずから『メタルのアルバム』です。」の満悦。

当バンドの個性で肝心とも言うべきチャック・ビリーの声は「あああ、テスタメントですよぉぉ…っ!(好き好きっ)」の歓喜の感情を呼び起こすが、要所要所でキメられるリフは生命が宿るが如くに生き生きとし、時にシャープで鮮烈でチャーミングである。

ポール・ボスタフ<Dr>に代わり、加入したジーン・ホグランの生々しくも重厚なドラミングも、アレックス・スコルニック<g>が在籍するバンドならではの感度の高いギターも贅沢だが、アルバムそのものの流れは自然な感覚を与え、パッションが高揚するタイプの楽曲の置き所もよく練られており(自分としては特に、アーティスティックなNo.8からスラッシーなNo.9の展開が好ましかったが)、滔々たる「音・楽」の愉悦へ導くアルバムであるものと。

◆10th「DARK ROOTS OF EARTH」
Dark Roots of EarthDark Roots of Earth
(2012/07/31)
Testament

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TESTAMENTmyspace   official

ちょっとだけ、米(コメ)させてクダサイ。

発動!“Rise Up”は、「開始~~~!!」の明朗闊達なベイエリア・スラッシュの快曲。(であるならば、テンションは無論の急上昇。)
続く2曲目の“Native Blood”はシンガロングな主メロを有したキャッチーで「ワクワク感たけなわ」な歌ものの手応え存分。(PVになってますっ!)
タイトルチューンの“Dark Roots Of Earth”はUSバンドならではの色を持つ鋼鉄ミドルで、リズム・チェンジする付近の中盤の調べに猛烈&モウレツ痺れる。
“True American Hate”はリフのセンスがキラリと光る、テスタメントの本領なThrashチューンで。歌メロもインパクトありありだが、扇情ソロを始めとして、随所にメタルの伝統美を走らせるドラマ性もHighな完成度。
introのフレージングがSo Coolな“A Day In The Death”はサビでの掛け合いも含めてナニゲナイようでいて、貫禄の醍醐味が滲み出た好曲ですね。(こちら、超オキニです。)
アコギの音色が何処までも美麗な“Cold Embrace”は懐深しなPowerバラードの名曲。
弾む様なフックが満載の“Man Kills Mankind”は…ええ、もう。「歌わずにおれません」。考えてみればベテランなのにこういう溌剌って、ある意味リアル凄?
“Throne Of Thorns”はリズムに乗った弾性とシリアスな厳かさとヒヤリとした鋭角なテイストがやけに?やたらに?融合しているという。(こちら、超・超オキニです。)
ラストの“Last Stand For Independence”は問答無用に脳髄を刺激しまくり!の脳天直撃確実のスラッシュ…、シューーーー!!!リズム隊とのコンビネーションは「鬼」。(激ソロの気迫にパーフェクトSurrender。)

出身のカリフォルニア・バークレーです。

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「メタルのアルバム作品」としての良質・良好さもさる事ながら、人なつっこくも人好きする(且つ、その好感を留め続かせる)そういう楽曲の作りに於いて、TESTAMENTの潤沢な地力の技を見せ付けられたオモイではある。

それはた易いようでた易くはないのだろうから、「改めて合点」の所感。

「だからこそ」、のTESTAMENTに乾杯----…!!!

P.S.
「赤い~~」は大村崑さんあってのシリーズです。です。
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タグ : TESTAMENT ベイエリア

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