『Unbesiegt/EQUILIBRIUM』

カテゴリー: 一曲一献(フォーク/ヴァイキング編)

(渾然一体)フォーキーメロデス、
EQUILIBRIUM“Unbesiegt”

……(焦)。何故己は昨年中にチェックしてなかったのか?(その原因も不明瞭なままに)悔やまれるが、後悔全く先に立たず。…だが有難くも音楽は逃げない?だろうという事で…強引に気を取り直す。
では改めて依頼バンドを聴いてみよう(鑑定団調)。※セルフ依頼

精彩なセンシビリティをあまねく発揮するジャーマンのメロデス/ヴァイキング(byドイツ語)。女性ベーシスト含むメンバー(現5人)で掻き描く音楽はフォーキッシュ・サウンドが大幅にフィーチャーされた表情豊かなそれ。
時には【民謡ハイエナジー】とでも呼びたくなる祝祭テンション、時にはENYAな自然派ケルティック、そして紀行モノBGM風、花鳥風月のアンビエント…等々の多彩なエレメントが笛やストリングス、デスボイスと織り成して、トラッド・癒し・雄大・激烈が渾然となった異次元の心象風景を描き出す。(圧巻也)

この曲はポルカ風の軽快洒脱なintroしか聴かなかったならば、よもやメタルだとは思いもよらない…だろうが、めまぐるしい展開と追う毎に変化しまくるフォーキーメロの良好さに圧倒されつつも、ドコドコのデスパートが実は上手い具合に総和されている…という点に感じ至る。
(盛り上げ方もよく承知している節が。)

◆2nd「SAGAS」
“Wurzelbert”等は踊りたくなるし、“Blut Im Auge”もなんちゅう高速ぶり…に唖然(ブレイクでのギターが◎)。
サーガス(DVD付)サーガス(DVD付)
(2008/09/24)
エクリブリウム

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↑ストロングな発音を持つドイツ語のデスが絶妙マッチング。

EQUILIBRIUMにせよ、DEADLOCKにせよ、隆々と発展形態を示すジャーマンのメロディック・デス。
(テクノ/トランスが盛んなお国柄なだけはあるのか…手腕際立つ融合。)

※近しく、ジェロの新曲(ダンサンブル演歌)にも新たな表現式を見ました。
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2009/01/31(土) 13:38 | trackback(0) | comment(2)

『Day of the changes/THY MAJESTIE』

カテゴリー: 一曲一献(Power/メロディック編)

Italyのシンフォニック・パワーメタルバンド、
THY MAJESTIE“Day of the changes”

今月はVISION DIVINE、DGMといったイタリアン・パワーメタラーの日本盤リリースが続いているのだが、一躍注目を浴びたメロパワ/シンフォニック系統のイタリアン・メタル勢の中でもステディな音楽性を保ちながら着々と活動を続けているTHY MAJESTIE。自分もイタリーの一連の有名所は多少なり齧り聴きして来たが、濃厚過ぎるメロディラインを有する場合…「ストライクか?」と問われれば恐らく個人的にはそうではないと思う…(汗)。…のだが、勿論イタリアといっても一枚岩では無い為、バンドや曲によってはfavoritで、しばしば聴いてきたものもあるという。

ザイ・マジェスティは歴史をテーマに据えたコンセプチュアルな作品を発表してきたが、最新作の「DAWN」においては新参入のギター、Keyメンバーによってbetterなグレード・アップを生み出したのではないかとの感想。

この曲はぱっと聴きでは北欧のメロディック・メタル?っぽくもあるという印象なのだが、femaleソプラノの優美なSEから骨太なリズム、「Hey!Hey!」な掛け声が乗り始める様は精悍で、(疾走もするけど)単純に疾走するだけでも無い力強さのあるナンバーであるが、重心の低い音像の間で性急に流麗なツインギターの絡みが入る辺りは実に効果的で、間奏部のフォーキッシュ音階やピロピロするKeyの盛り込みも嬉しい。

◆「DAWN」
(もう直ぐ日本盤出る筈だけど…)
DawnDawn
(2008/12/13)
Thy Majestie

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↑緩急のつけ方、構成>お見事な一曲。
(流石に要所要所のメロはItalyオーラ滲み。)Hey!

P.S
所で、円の中に大きく『力』と書かれたTシャツを…デイヴ・ムステイン大佐が身に付けてplayする映像を見かけたのだが…。プレゼント?自腹購入?
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2009/01/25(日) 10:24 | trackback(0) | comment(4)

『The Embodiment Of All Misery/AEVERON』

カテゴリー: 一曲一献(メロデス/デスラッシュ編)

ジャーマンのメロディック・デスバンド、
AEVERON“The Embodiment Of All Misery”

このバンドの曲々を聴く限り、基本は硬派なドラマチズムが脈打つ上質なメロデスだと思われるが…ある意味キラデス側面、そしてウァイキング風味あり、時々シアトリカルな動きもあり、その一方で何気にラフなテイストも持ってるし、スラッシーなリフがやたら気分良いというキメっぷりである。…かと思いきや、曲によってはSONIC SYNDICATEっぽいPOPなサビメロ?と贅沢三昧~の一遍通りではない個性と芸達者な練り上げっぷり。
(因みに迫力のデスボイス、リズム隊も実力あり。)

この曲は「海原へ向けて出発~!(with咆哮)」なintroで高揚してしまう訳だが、煌くシンフォ要素と叙情溢れるギターの重ね技を示しながら、KALMAHやNORTHER的なメロディック疾走、そして中盤や終盤に配置されたザっクザクなリフのスラッシュ展開がメタル感度高し。(特にエンディング>かっちょええ。)

◆2nd「EXISTENTIAL DEAD END」  ⇒Existential Dead End
 “Catharctic Rain”“Anger Complex”等もお気に入り。

うーん、いいなあ…。(やっぱジャーマンは宝モノだらけ。)
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2009/01/24(土) 14:52 | trackback(0) | comment(0)

『Censoring Truths/ANDROMEDA』

カテゴリー: 一曲一献(Prog Metal編)

昨年発表の「THE IMMUNITY ZONE」より、
ANDROMEDA“Censoring Truths”

スウェーデンの名prog metalバンド・アンドロメダの4th「THE IMMUNITY ZONE」は総体的にはダークなトーンが顕著だと言えるだろうが、テクニック、精錬された構成、加減を心得たメロディの作り込みは依然として流石であり、当バンドの軸にブレはないと確信させる内容。

この曲はアンドロメダの特性をストレートに感受し得るナンバーだろうが、攻撃性を含むリフ、モダン・ヘヴィネス的?要素も合いまみえつつ、当バンドが得意とする派手(華やか)でフューチャリスティックなkeyも目の醒めるかの鮮烈さで舞いに舞う。緊張感引き上げながらの豪奢なエンディングも◎。
(サビメロも甘過ぎず、丁度良い感じ。)

◆4th「THE IMMUNITY ZONE」
“Slaves Of The Plethora Season”等も非常にcool。
ジ・イミュニティ・ゾーンジ・イミュニティ・ゾーン
(2008/08/20)
アンドロメダ

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時に激しく【ドッキリ瞬間】をもたらすセンセーショナルなリズムワーク、key…
…これ、案外(自覚的に)アンドロメダに求めている部分の一つかも。
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2009/01/18(日) 18:47 | trackback(0) | comment(0)

『Red Rivers/AN EARLY CASCADE』

カテゴリー: 一曲一献(メタルコア編)

ジャーマンのカオティック志向系メタルコア、
AN EARLY CASCADE“Red Rivers”

恐らくは強迫的にカオティックではない?と考えたりする音楽性。カオスってる趣きは無論あるが、その線(カオス度)で言うとフロリダ周辺の方がものによってはより強烈かもしれないという個人的印象。但し、だからといってトキメキ度が低いんでは無いfunnyな技巧chaosサウンド。

ハードコアベースの軽快さも有するこの曲だが、優れたリズム感に基づく個々のフレーズがノリを生んでいる上、(サビか)メロは軽くキャッチーなので、耳当たり良く馴染む。あと、フレーズ間の繋ぎが割合スムースな為かさほど混沌としてはいない様子…なのだが、そこはかとなくカオス・フレーバーは漂うという愉快さ。
(outroの終わりっぷりは未練無し、潔し。)

◆1st「YOUR HAMMER TO MY ENEMY」
Your Hammer to My EnemyYour Hammer to My Enemy
(2008/12/13)
An Early Cascade

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↑短尺の故、妙に耳に残るという。

理由は判然とせんが、幾度となく聴きたくなる【かっぱえびせん】的覚えあり。(そのタイプの曲ってあるんだよね。)
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2009/01/16(金) 23:05 | trackback(0) | comment(0)

『War Never Won/METAL CHURCH』

カテゴリー: 一曲一献(正統派編)

米国正統派/Power Metalの良心筋、
METAL CHURCH“War Never Won”



(またもや遅くなってしまい)リアルタイム感乏しいコトこの上無いんだが、昨年リリースの「THIS PRESENT WASTELAND」から。(以前の記事から大分経過してしまった…。)

安易に奇を衒う訳でなし、手堅し…まさに剛実、実直USパワーメタルの良心と呼びたくなる作品で、(乾いた喉に水が染み込んでいくが如く)心落ち着くものが~。
ロニー・マンローはいいボーカリストだと思う。メタル・チャーチの代々のボーカルは各々持ち味があって好きだが、マンローもまた、男気漲る歌い上げの歌唱とどっしりした安定感が魅力だなと。(シャウトも難なく余裕で心得たもの。)

この曲は、美しい旋律を乗せるアコギの後、粘り腰のタフなリズムを叩き出し練り上げつつ、後半最後の方でテンポ変えて走るという…メタチャーが十八番とする展開であろうが、要所で炸裂するマンローのシャウトも、ラストパートでの熱っぽい歌唱も実に感情表現豊かで素晴らしい。
アメリカンメタルならではのdryな質感、ドラマチズムを堪能出来るバラード&パワーの良曲。

◆9th「THIS PRESENT WASTELAND」
ディス・プレゼント・ウェイストランドディス・プレゼント・ウェイストランド
(2008/10/22)
メタル・チャーチ

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↑浸ってじっくり聴きたい。

“The Company of Sorrow”もめちゃライブ映えしそうだし、“Meet Your Maker”“Breathe Again”等もメタル教会らしさが滲み出たパワフルナンバーで…良過ぎる。

カート・ヴァンダーフーフ、益々精力的。
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2009/01/12(月) 15:40 | trackback(0) | comment(0)

『I Am The Misfit/HELLTRAIN』

カテゴリー: 一曲一献(メロデス/デスラッシュ編)

はやばやと爆走デス&ロールで飛ばしていきたい為、
HELLTRAIN“I Am The Misfit”

くらくら~、もやもや~、どよどよ~…って色々あれど、「ちっちゃいコトは気にしない~。それっ☆わかちこわかちこ(byゆってぃ)」という事で、ここはいっちょ?デっスんローる。

渋デスかっちょええスウェーデンのDeath&Rollのヘルトレインだが、GATES OF ISHTAR→THE DUSKFALLの、あのオスカー・カールソン<dr>が在籍するという訳で(何せ【Drum God】とも称される逸人~)、是非ドラミングにも注目していくべしのドライヴ感溢れるメロデスバンド。

この“I Am the Misfit”はラフな爆走ロックンロール感覚が勝る、哀愁ちょい滲ませ~のハードめD&R。
こういった哀感混じり気ろけんろーは(味噌汁チックに基本)好物であり、シンプルそのものだろうが小細工無し、ダイレクトに曲が良い。
のっけのR&Rギターからノリノリ(死語)な訳だが、所謂近年っぽいフックも効かせつつ、胸を熱く焦がすサビ付近で血圧急上昇すること請け合い。
ソロは「たまらんな、くぅ!!」な渋で粋な超決めっぷり。(ダーティっぽボーカル>misfitではなくfitしているのは確か。)

◆2nd「ROCK 'N' ROLL DEVIL」
Rock N Roll DevilRock N Roll Devil
(2008/09/09)
Helltrain

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…トリックスター的勢いで飛ばしていこうぜ、みたいな。(←意味不明)

ラフで時にパンキッシュであっても、やっぱりメロデスのmetalバンドが作っているという整合感は…。
あると思います。(by天津木村)
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2009/01/10(土) 13:40 | trackback(0) | comment(0)