ÆTHER REALMの初作「ONE CHOSEN BY THE GODS」。

カテゴリー: レビュー風の感想かも(フォーク/ヴァイキング編)

2010年に結成されたというUSノースカロライナ・グリーンビル出身、メロデス/フォークメタル・ÆTHER REALMの1st「ONE CHOSEN BY THE GODS」。

「とんでもはっぷん(ナニカ)やってくれそう」の片鱗はありありの、一昨年9月にリリースされた初デモ2曲(“Ravensong”“Odin Will Provide”)を含む本作は…

予想ぶっちぎりの面食らわせが痛快過ぎなハイ・クオリティ。
Powerfuuuuuuuuuul!!!

当バンドの【WE ARE NOT FROM FINLAND】の宣言や、facebookのおすすめアーティストを見ずとも推して知るべし、隠れもせず・隠すつもりもなく滲み出るENSIFERUMやWINTERSUN(サン)からの影響、
アンド【Finlandどわい好きぶり】は露わだと思うのだけども、、、

かの(解散してしまったデス…涙)NORTHERに初アクセスした瞬間を思い出せる、そんな最大風速位の「ビリビリ」とした熱情と勢力と高質さで以って、我が耳で大旋風を巻き起こして下さっており…!!

(興奮冷めやらぬ日々が続いてますん…!!)

一曲一曲、手抜き感などけっして感じさせない、展開美に拘ったであろう肝(キモ)入りの作り込みで、
聴き進むにつれ、満悦が重なっていく表現力には舌を巻くし、(聴けば窺い知れるように)演奏にも安定感があるのだが、何よりも…

「メロディが持つ説得力」が当バンドのメッポウな強みでありませう。

その強力無比なメロディを背景にしながら、フィンランド愛に根ざすメロデス/フォークメタルの美質を踏まえた上での、ネオクラシックだったり、泣かせのGフレーズも誠に心憎く。(メタル心憎い。)

彩りを添えるツイン・ギターも、とってつけた無理やりさは無く、曲を生かす為の適所での良演という印象。

◆1st「ONE CHOSEN BY THE GODS」


ÆTHER REALMmyspace    facebook

叙事詩の始まりを告げる“Journey of Discovery”によって、ダイヤモンドダストが降り注ぐかの如き臨場感に圧倒されたまま……繋がる“Hourglass”は「Finland愛を地で行く」隅の隅まで念を入れた壮麗さながらの秀曲。その美しくも哀愁に満ちた名旋律を心ゆくまで味わいたく。(是非、大音量でのリスニングをm(_ _)m)
駆け駆け&フォーキーな“Æther Realm”は喚声(「ハイ!」)が口から零れ出してしまうノリも良好な、強力メロを有す「(自身の名です)名実共に」のキラー・チューン。Gソロも半端無し。
ブリザードを撒き散らしながら駆け抜けていく“Swampwitch”はネオクラシカルなGワークも美麗極まりない、これまたキャッチーな力を秘めたもの。
シンフォニック&Blackendな“One Chosen by the Gods”は光と闇を対比させるかの音作りも見事な、構成力に満ちた名曲で、男女混声のクワイアもスケール感の広がりを高め。色を変える転調の間奏部の技あり(←fav)と。
(初デモで)自らのポテンシャルを強力発信した“Ravensong”は高雅さとブルールタリティを併せ持ったエピックな調べの魅惑曲で。(ガッチリバッチリ魅惑されたのだという。)
“Winter's Grasp”は独特なリフ、変幻なリズムが会心で、ある意味トリッキーでプログレッシブとも言えそうだが…当バンドの力量と魅力を知らしめるには存分過ぎな。(個人的にはこちらで完全サレンダー状態。)
“Odin Will Provide”も先だっての初Demoで聴き存じていた、極上の哀メロ光るメロデス佳曲。後半演奏隊の共演から生み出されるドラマチズムは圧巻の聴き応え。
激烈ブラストで“Oak”は男女混声のクワイア+メイン(デス)ボーカルの合わせで紡がれた歌メロ、及び壮大な音感覚がこの上無い高揚感を誘う本編集大成的ラスト。…もう、、ココロ射抜かれました…っ…!!!

出身のGreenvilleです。

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「好きこそ物の…(ナントカ)」ではないが、好き好きだからこそこういったジャンルの音楽にあって、どういう曲作りをしたら聴き手の感情を揺さぶるか、又、カタルシスを創出せしめるか、を微細に熟知しているように感じる…し、熟知しているだけではなく、曲としての形に表す実力も確か也、と。

聴いていますと、思わず(浪漫)夢想の目で空を見上げてしまう訳で。

強靭な美メロを奏でながらクラシカル、フォーキッシュなエレメントを組成し、一個の音世界を構築する腕に脱帽してしまったという、

本作を買い求めた事に悔いなどあろう筈もない、ある訳もない…

(…の、喜びと高まりはSo Real。)

P.S.
トリプル・アクセル成功&生き生きしたスケーティングに泣けました。

お陰様でジョジョ観れましたyo!強風の中、工事して頂きm(_ _)mm(_ _)m
2013/02/09(土) 22:01 | trackback(0) | comment(0)

ARKONA(アルコナ)の新譜

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本日は時期ハズレな「夏休み Part2」?を頂戴しまして。
(この贅沢をお許し下さい m(_ _)m)

8月に1日ほど休暇を取得したのだが、9月中にもう1日ばかり休み取りたいものだと考えていたので。
※比較的、副交感神経(の方)の作用を活性化させて頂きたい目的。

が、こうして休んでいても「何らかのハプニングが発生して職場から連絡が来るかもしれない」と気になる(携帯を時折ちろちろ見てしまう)のは致し方の無いコト?である。
ナカナカ頭の切り替えが。。。(ダメじゃん。)

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(前作「Goi, Rode, Goi!」で知名度を上げたのではないかと推測される)ロシアのPagan/Folkメタルとしてよく知られているARKONAの新作「SLOVO」。

02年以降活動している当バンドは女性のMaria“Masha Scream”Arhipova<vo,key>を擁するバンドとしても有名だが、Mariaさんはフォークロア・シンガーとしての神秘的で深遠な声色もさることながら、「語り」や時には動物の鳴き声風?やら、時にwitch風?、またドスの利いたデス・ボイス(及び勇猛な絶叫)までもこなすという、彩りも豊かな秀才であり。

サウンド的には(元々)アトモスフェリックな音作りが得意なバンドという印象なのだが、今作にあってもロシアン民謡とスラヴ神話をベースにした異次元へ誘うその香り芳しい音楽性が変わるものではなく…(嬉しいデス)、
然も(随所で耳に出来る)フックのあるフレージングも立っていて、メタリックなキック力やケレンミの無いポピュラリティも増しているだろうし、麗しいメロディも自然に溶け込んでいるともなれば…
(当然ながら)己に異存はありません…!

◆「SLOVO」
SlovoSlovo
(2011/09/06)
Arkona

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ARKONAmyspace  official

いずれの曲も聴き応えばっちり×2ですが、少しだけコメントを↓。

冒頭のダッシュに(心)奪取の“Arkaim”は交互に押し寄せる「押し」と「引き」の巧みな技も圧巻な、エピカルで交響曲的でもある曲。ノーブルな歌唱は勿論、重層なクワイアや攻勢な絶唱もたっぷり堪能出来る素晴らしさ。(感服…m(_ _)m)
“Leshiy”は愉快&陽気なアコーディオンで始まり、そこへ図太いリフが絡んでくる、そしてサビは牧歌的だという(ちょいっとTURISASの“Rasputin”のcover思い出したかもの)ダンサブルなナンバー。サビ直後のアレンジなどには捻りもあり。←すっごい好き。
“Zakliatie”は変幻自在なMasha Screamのボーカルを傾聴OK!というだけではなく、落ち着いたトーンながら、ある種ポピュラー・ミュージックの歌モノとしてもしっかり聴かせるという感想のミドルテンポ。(あ、ブラスト・ビートも入りますけども。)ふふふ。
ラウドなintroでぐぐっと引き込む“Nikogda”は獰猛や厳つさや幻想や…が交錯するめまぐるしい曲展開で、当バンドの力量を見せ付ける構築力に脱帽。
“Tam Za Tumanami”はしっとりした美しい女声、のみならず男性コーラスも「ボーカルを明快に味わえる」歌唱メインの曲であり。(…人間の声っていいな。)
タイトルの“Slovo”はフィンランドのINSOMNIUMにも通じる様な叙情溢れるメロデスと、哀愁漂うフォークの味わいが合流したという素敵さかと。しみじみと琴線に触れて来る感のメロディが良いなって。
“Odna”は…何というのでしょうか…。割りとシンプルな方な?だけど、「曲好きのする」曲だというのか、グロウルもいいのだが適度にパンチがあって。
“Stenka na Stenku”もアップテンポの「踊るっきゃないっしょ!」ダンス・チューンで、シャープなギターも◎であるしノリノリなのであるが、これまた細かい部分で作戦?仕掛け?が張られており…(案外あっさりではなく)。
“Zimushka”は「映画のサントラに使っちゃう?」というか、曲そのものがシネマティックなのか。(音がストーリー・テリング。)→という訳で完全に旅へ向かい。

出身の首都モスクワです。

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フォーク・メタルのファン、エピカルなメタル好きにアピール>なのはまるで想像に難くないが、それだけに収まりきらないキャパ(シティ)を秘めているんじゃないかと思う。

しっかし…、、、実に「ドリーミング」なアルバムでありますねぇぇ。

暫しは空想に浸っていたいものだけども。

(そろそろ現実に戻りませうか。)

P.S.
「砂の器」をやるのか。
2011/09/09(金) 17:55 | trackback(0) | comment(0)

TYR(テュール=トイル)の新譜

カテゴリー: レビュー風の感想かも(フォーク/ヴァイキング編)

今朝も東側の部屋が太陽の威力にぶっ飛ばされまくりな状態です。
(ぐうの音も出ず。)今日も酷暑らしいですね。。。

そんな暑さへの対策として、現在、様々な清涼グッズや「涼しく過ごす」的な方法(知恵)が紹介されていたりと、興味ばりばりに拝見している最中。

「効果は如何程に?」と気になってはいるのだが、その中でも「扇風機の前に水を凍らせたペットボトルを置いて風を送るとナカナカに快適じゃん!」という情報に感銘を受けたので、試してみたいなって。
(だが、扇風機持ってないんだよね。)

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さて、デンマークのフォークメタル・TYRの新作「THE LAY OF THRYM」。

(もっと早く書く予定だったのだが、遅くなり…m(_ _)m)

彼らはデビュー作がフォーク・ミュージックのレコード会社からリリースされた経緯からしても、民謡音楽が身に染み付いたバックグラウンドなのだというのが自然と窺い知れるという(それは先日もちょろっと書かせてもらった通り、バラッドの話でも窺えたのだが)、ヴァイキング文化の根強く残るデンマークフェロー諸島の出身である。
(尚、ヘリ・ヨエンセンさん<vo,g>は現在ドイツに在住されている様で。)

私も前作より彼らの音楽に触れる機会を持ったのだが、最新作「THE LAY OF THRYM」では、個々の楽曲に於ける求心性や纏まりを感じるし、オーガニックなサウンド・メイクを追求したというメンバーの証言通り、より生々しい音の強さを覚えるものであり、ストレートに響いてくるのは明らかで。

(いい意味での)分かり易さを獲得して、我々の魂を鼓舞する↑↑直裁な訴求力を持っていると。

…というのも、今作では魅力溢れるメロディアスな楽曲が並んでおり、強力なメロディの力に追う所も大きいものと思うが、Folk由来の旋律は普遍性を持ちつつも、他とも似ていない独自性を放っており…、その旋律に激しく惹きつけられてしまう。

彼らは自分達を昨今のデス声主体のヴァイキング・メタルと一緒くたに論じられるのには違和感があるみたい?だが、オーセンティックなHR/HMを愛好している向きもよく伝わってくるのであり。

又、ヘリ・ヨエンセンの歌唱が、私的には蠍団のクラウスに通じる質感もあるなぁって。
乾いているけど熱いというのかな…(凄く佳いボーカルですね。)

◆6th「THE LAY OF THRYM」
Lay of ThrymLay of Thrym
(2011/06/07)
Tyr

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TYRmyspace

great過ぎる曲が目白push(押し)、…正直言って全曲greatだが、ほんの少しだけコメントを…!

オープニングの“Flames Of The Free”は、…もうアレです。
のっけから圧倒的な「郷+愁」メロと熱きコーラスが襲いかかり…。何と胸をえぐるのか…!(それこそぐうの音も出ません。)それと、動物の鳴き声の様なoutroが風情あってとてもイイ。
“Shadow Of The Swastika”もこれまた…いやぁ…本気で凄いわ、凄いわ。。。
センセーショナルなintroといい、闘志突き上げるサビといい、様式美なGソロといい、ズバリ「POWERの塊」!!!
“Take Your Tyrant”も「シンガロングは止まらない」のストロングな旋律を有しており…歌わずには居れないのだからして、誠に中毒性は高いものと。
“Hall Of Freedom”もトラッド色が濃厚な勇ましくも逞しい(彼らの意志に屈託無ければ迷いも無い)オトコ=漢メタル。
“Fields Of The Fallen”はどちらかというとIRON SAVIOR辺りを彷彿させる?パワフルなメタル曲だろうか。何てゆうかこう…「視界が広がってくる」印象のサビで、ギターもカチっとしてメタリック。好感度大。
フェロー諸島伝統のメロディが下敷きなっているという曲の一つ、“Ellindur Bóndi Á Jadri”も、ほのかに明るく士気が上がる勇敢さに満ちており。
タイトルの“The Lay Of Thrym”は想いを馳せさせる序章から疾走気味にアグレッシブに転じる展開で、visibleな終盤も余韻を残し。

TYRの出身、フェロー諸島のルナヴィクです↓

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私が思ったのは、自身の音楽的背景や嗜好を生かしつつ、シンプルさとポピュラリティをGETしていたBAD COMPANY(バドカン)を聴いている様な…
そんな感覚にも近しい心地良さを覚えた気がする「THE LAY OF THRYM」。
(※勿論、音楽性やアプローチは異なりますが…)

思わず「一家に一枚!」って言いたくなる素晴らしい作品であり。
それはもう…「玉手箱」アルバムですね…!!!

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HELJAREYGAはヘリ・ヨエンセンさん<vo,g>が在籍するプロジェクト。
HeljareygaHeljareyga
(2010/11/09)
Heljareyga

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HELJAREYGAmyspace

P.S.
ここの所、訪問などなど非・即レス気味だったですがm(_ _)m

(どうぞ、夏バテにご注意下さいm(_ _)m)
2011/07/17(日) 11:54 | trackback(0) | comment(0)
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