2008'10.12 (Sun)

『Second Over Third By Force/PARADOX』

かなり今更感たっぷりで、書こう×2思っとったのに書きそびれてしまい、申し訳ない限りだが(←誰に詫びているか不明)、ジャーマンスラッシュの雄・PARADOX
“Second Over Third By Force”


PARADOXは(当時の表現で)【スピードメタル】にも通じるドラマチックなスラッシュを聴かせるバンドであり、80年代末発表の2nd「HERESY」は名盤中の名盤で、それから11年の月日を経て発表された前作「COLLISION COURSE」、そして、今年リリースの「ELECTRIFY」…
結成からのキャリアの割には寡作とも言えるのだろうが、バンドを率いるチャーリー・シュタインハウアーが自らの苦難を乗り越えて、この素晴らしい作品を創りあげた事は尊敬に値するし、心を揺さぶられずに居られない。

この曲は「ELECTRIFY」のオープニング曲であるが、2008年の本年、これ程までの!!美麗なスラッシュメタルを聴く事が出来た、というのは幸せ以外の何者でもあるまい。
サイバーなSE、ギターがクレッシェンドに乗る荘厳なintroから次第に刻みが聴こえてくる瞬間は俄然!耳をそば立ててしまうが、その後に展開する冷たくもメタリックな緊張感が迸るソリッドなthrashは「…美しい。」としか表現しようがない。切れ味抜群なthrath感はもとより、独特なメロディ、激情のギターソロ、全体を覆うドラマチズム、…総てが圧倒的であり、且つエンディングに至るまで随所に細やかなPARADOXらしさが息づいている。(特にやはりメロの作り方かな〜)

以前より歌心あるシュタインハウアーのボーカルは、今改めて聴くと声質がちょいっとエリック・マーティン(exMR. BIG)とも近しく感じる…のは私だけ〜かもしれないが、パラドックスのドイツ人気質なクラフトマンライク?で精工なthrash metalに人間味なニュアンスをもたらしている様に思う。

◆4ht「ELECTRIFY」
これは凄い…マジ。
エレクトリファイエレクトリファイ
(2008/04/23)
パラドックス

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近年では様々なバンドの復活作というのが有難くも登場しているのだが、これは正真正銘、文字通りの復活作(断言)。音を聴けば確実に納得。

シュタインハウアーがキーファー・サザーランド、…いやラッセル・クロウに似て見え?
(my視力が悪化中でスミマセン。)

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13:06  |  一曲一献(スラッシュ編)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  ↑Top

2008'10.08 (Wed)

『You'll Understand/ALMAH』

ANGRAのvo・エドゥのソロ(2ndです)、
ALMAH“You'll Understand”



(多くの方々と同じ様に)ANGRAを初めて聴いた時の衝撃は大きなものだった…。従来のメロディック/パワーメタルのスタイルに留まるのみならず、南米の民族音楽、クラシック等、諸々の要素も注ぎ込みながら複雑に高度な次元で豪奢に練り上げる技、力量…しかもあの時期に登場したという事実を鑑みても、【事件】と言ってしまいたくなる程の存在感であり、「南米にANGRAあり」という鮮烈なインパクトを与えたのは偽り無い話だと思う。(って、周知の。)
但し、私はアングラの超〜超〜ファンかと問われれば自信は薄く(冷汗)、自分なぞよりももっと熱烈・熱心な方々がいらっしゃるのは…ひゃくぱー(100%)間違いないのだが、時折“Nothing to Say”“Live and Learn”等々>好きなんで、聴いたりもする。(ボーカルはマトスよりエドゥの方がタイプだとは言えるんだが…。)

ALMAHはボーカリストのプロジェクトにも関わらず?(関わらずって事は無いか)、この“You'll Understand”でも、「…ここまで聴かせて下さるのか!」のインスト・パートの贅沢さで、且つシリアスで情熱的な美しいメタル・ナンバー。
雷が響く中、微かにオルゴールの音色が…のオープニングも粋で、もはや18番であろう民族音楽的リズム感、クラシカルなテイストが華麗に交錯しながら、サビメロはしっかり胸を打ちまくる…。
更には(前述した様に)インスト領域が大変に素晴らしく、ラテンはもとより中近東風のフレーズもありと飽きさせず聴き入ってしまうのだが、中でもツインギターの付近でEAGLESの“Hotel California”の?が聴こえてくるのは私の気のせいだろうか…(気のせいかな…)。であれば、↑はロックのスタンダードとも言うべき名曲なので、そういう伏線の愉しみ方もあってもいいのかなと。
存じの通り、メタルでクラシック曲をソロで使ったりというのは結構ありなので。(アレとかコレとか。)

◆2nd「FRAGILE EQUALITY」
  ⇒フラジャイル・イクオリティ

↑本当に優雅な音時間を過ごせます。(となると、今からANGRAの新作が。)

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23:24  |  一曲一献(Power/メロディック編)  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  ↑Top

2008'10.05 (Sun)

『Beyond The Black/METAL CHURCH』

新譜発売を祝し、USパワーメタルの重鎮、
METAL CHURCH“Beyond The Black”

METAL CHURCH(=メタチャー)と言えば、VICIOUS RUMORS、SAVATAGE、ARMORED SAINT等々…と並んで、米国正統派/パワーメタルの名バンドである訳だが、オリジナルのメンバーはカート・ヴァンダーフーフ<gt>のみであっても、こうして艱難を越えて今日までNew Albumを発表し続けている事実>真に有難く、嬉しい。

この曲は未だメタチャーがスラッシュめいていた(と言われた)頃の85年デビューアルバムの曲で、NWOBHM的な雰囲気も忍ばせながら「…オカルト映画?」と紛うかの語りの不穏さがかなり素敵なintro、存在感モリモリな唯一無二の個性が炸裂する故デイヴィッド・ウェインのボーカル、そしてテンポ上げされる後半の瞬間が特に聴き所だろうかと。因みに荒馬の如き?後半はもう問答無用で痺れ倒される。

当バンドのウェインの後任、マイク・ハウのボーカル(正統派としか言い様の無い)も激好みではあるんだけど、このウェインの強烈さは忘れられるべくもない。
曲自体が有する力もさる事ながらウェインのボーカルがあったればこそ、この曲は人々(少なくとも自分)を惹き付けて止まない驚くべき魅力を放っていると思う。

◆1st「METAL CHURCH
メタル・チャーチメタル・チャーチ
(1999/02/24)
メタル・チャーチ

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今聴いても、個人的にはこの当時のメタル・チャーチ>ダークなヒステリー感やら粗々しいラフな質感やらザクザク感やら非常に〜いいんだが。
(追って、新譜「THIS PRESENT WASTELAND」も聴いてみたいと。)

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23:41  |  一曲一献(正統派編)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  ↑Top

2008'10.04 (Sat)

『Fail/EVERGREY』

これまた力作〜なNew Album「TORN」から、
EVERGREY“Fail”

先日K1でピーター・アーツ、魔裟斗の大感動の好戦を観た後だけに?「…魂の、真っ向なメタルを聴きたいっす!」と思わせる矢先であったが、just timingに。

磨きの掛ったトム・エングルンドのソウルフルな熱唱は、益々艶やかに、メランコリックに沁みる。prog色は控えめに、EVERGREYが紡ぎ出すpower metalの深味は更に円熟味を増している。

この曲は構成や曲相などが同バンドの“The Great Deceiver”や以前記事で紹介した“ The Encounter”辺りを多少なり彷彿させる作りでもある一方、前半の迫力充分な魂のボーカル、中盤以降のkey&ギターの扇情的なインストパートも劇的に、情念の歌唱とバッキングが絡み合いながら終盤へと熱く向かっていく様が実に圧巻。(ドラマチック〜)

◆7th「TORN」
ジャケ画綺麗。
TornTorn
(2008/09/23)
Evergrey

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“In Confidence”“Still Walk Alone”“Broken Wings”“Fear”等々…
どの曲も外れがないとも言い得るクオリティで(涙)。エヴァグレイ、流石。
これはじっくり聴きたいね〜。(この季節にもしみじみハマるよう。)

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12:45  |  一曲一献(Power/メロディック編)  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  ↑Top

2008'09.29 (Mon)

『Kirisute Gomen/TRIVIUM』

カネガネお待ち〜の新譜「SHOGUN(将軍)」収録、
TRIVIUM“Kirisute Gomen”



日本でも人気の高いバンドなのは今更なのだが、今作の曲達を聴いてみるにつけ、率直にやはり…トリヴィアムの音楽は新世代USメタル/コア勢の中でも頭一つ抜けたレベル群にあるように思える。(思えるというか、うーん、そうかと。)

24時間ダウンロード解禁でも話題になった当ナンバーは、映像が目に浮かぶが如くの構築美を堪能させてくれる名曲。
2th「ASCENDANCY」の“A Gunshot To〜”にも相通じそうな?ハード・ボイルドな曲調だが、こちらは(タイトルが示す通り)ジャパネスクなそれ。
特に(ジャポンムードの強い)introに於ける【アコギ→dryなドラム〜ギターフレーズ】は、よもや「TRIVIUMだからこそ成し得たかもしれない…」と実感させる独自のもので、その後のブっ込み(キイチの激唱)への流れも秀逸。
ヘヴィ・パートでのリフも胸に刺し込んでくる快心さであり、メロディックなセクションも「このメロディ故にしっくり来るんだろう」という浮つか無さ・収まり良さ。長めに割かれたソロも、メタルの様式を押さえながら熟成されゆく重厚さに酔いしれる。
(オープニングと呼応する様に、乾いたドラムで終焉を迎えるエンディングもオツ。)

◆4th「SHOGUN(将軍)」
日本語歌詞〜
将軍〜CD+DVD スペシャル・エディション〜将軍〜CD+DVD スペシャル・エディション〜
(2008/09/24)
トリヴィアム

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この曲は【斬り捨て御免】の殺伐とした非情なアトモスフィアはもとより、緩急が生み出す綾も美しく、綿密に作られた出色の完成度だと思うが、「よくぞ…これ程の…!」という感動もさながらに、(結果論なれど)期せずして当にこういう曲が聴きたかったのだという気さえしてくる。
そう思わせてしまう辺り>トリヴィアムが持つsensitivityの高さに舌を巻く。

“Kirisute Gomen”を聴いて私が視覚的にイメージしたのは>モノクロのキル・ビル?

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タグ : TRIVIUM トリヴィアム キイチ

18:10  |  一曲一献(正統派編)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  ↑Top
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